努力しているのに結果が出ない選手へ。あなたが見失っている“本当の動機”とは

はじめに|新年度に問い直す「自分の在り方」

こんにちは。
スポーツメンタルコーチの押田海斗です。

日に日に暖かくなり、桜のシーズンも終わろうとしていますね。

新年度を迎え、私自身も初心に立ち返り、
「自分はどんな選手の力になりたいのか」
「どんな関わり方をして、どんな状態に導きたいのか」

を改めて考えていました。

そこで出た答えが、

「努力しているのに、試合で100%の力を出し切れない選手の“最後のピース”になるコーチ」

という在り方です。

なぜこのテーマを掲げたのかについては、後日ホームページで詳しくお伝えします。

このコラムを読んでくれている選手の中には、新シーズンを迎え、
本気で活躍したいと強く思っている選手も多いと思います。

今日は、そんな選手に向けてコラムを書きました。

テーマは
「あなたが見失っているかもしれない“本当の動機”について」です。

それでは、今日もコラムスタート!!

あなたの「始まり」と「今」を問い直す

早速ですが、あなたに質問です。

Q1:あなたは、どうして今の競技を始めたのでしょうか?

少しだけ立ち止まって、思い出してみてください。

続いてもう一つ。

Q2:あなたは、どうしてその競技を今日まで続けているのでしょうか?

この2つの問いに、正直に向き合ってみてください。

この答えこそが、
あなたが競技をしている“本当の動機”です。

言い換えれば、あなたの中にある
“豊かさ”とも言えるものです。

動機は人それぞれでいい

選手によって、その動機は様々です。

・楽しいから続けている
・誰かに憧れて始めた
・親を喜ばせたい
・自分を変えたい
・成長したい

中には、

・親に勧められて始めた
・やめるタイミングを逃して続けている

という人もいるかもしれません。

ただ、どんなスタートだったとしても、
「なぜ今も続けているのか?」と深く問い続けると、
そこには必ず、あなただけの動機が存在しています。


内発的動機がもたらす力

この“内側から湧き出る動機”を、内発的動機といいます。

この内発的動機には、
モチベーションを長く維持させる力があります。

誰かに言われたからではなく、
自分の中から湧き出ているものだからこそ、
苦しいときでも踏ん張れるし、続けることができるのです。

しかし、日々の練習や結果へのプレッシャーの中で、
この動機は簡単に見えなくなってしまいます。

動機を見失うと、何が起きるのか

では、内発的動機を見失ったまま競技を続けると、どうなるのでしょうか。

答えはシンプルです。

自分の進む方向を見失います。

例えば、

「楽しいからやっていた選手」が、
楽しむことを忘れて結果だけを追い始めると、
試合で力みや焦りが生まれ、
本来のパフォーマンスを発揮できなくなります。

また、

「親を喜ばせたい選手」が、
その想いを見失ってしまうと、
苛立ちを親にぶつけてしまい、関係性が崩れ、
結果として競技にも集中できなくなってしまいます。

本来の動機を見失うと、
競技そのものが「やりたいもの」から「やらなければならないもの」に変わり、
苦しさへと変わっていくのです。

現役時代の私も、動機を見失っていた

実は、現役時代の私もそうでした。

私はもともと、
「成長することが楽しい」という動機で空手を続けていました。

しかしいつの間にか、

・メンタルが弱いと思われたくない
・怒られたくない

という思考に支配されていきました。

その結果、試合では体が固まり、
試合そのものが怖くなっていきました。

動機に気づいていたら、見えていた景色

もしあの時、

「自分は成長を楽しみたい選手なんだ」と自覚できていたら、

“メンタルが弱いかどうか”ではなく、
「どうすればもっと楽しめるか?」という視点
競技に向き合えていたはずです。

そして、失敗を“成長の種”として受け取れるメンタルがあれば、
のびのびと、もっと挑戦できていた
と思います。

つまり、
動機を見失うことは、自分らしさを見失うことでもあるのです。

苦しさを見るか、豊かさを見るか

このコラムを読んでくれている中にも、
同じように動機を見失い、苦しんでいる選手がいるかもしれません。

だからこそ、あなたに問いかけたいことがあります。

あなたは、
苦しさに目を向けて競技を続けますか?
それとも、
自分の中にある豊かさに気づいた上で競技を続けますか?

私が苦しさにフォーカスしていた頃

現役時代の私は、前者でした。

「メンタルが弱いと怒られる」という苦しさにフォーカスし、
「どうすれば怒られないか」という思考で競技をしていました。

当然、心の奥で「成長を楽しみたい」と思っている自分とのズレが生まれ、
競技そのものがストレスになっていきました。

豊かさに目を向けたらどうなるか

では、もし“豊かさ”に目を向けていたらどうでしょうか。

「自分は成長を楽しみたいから競技をしている」

そう思えていたら、

自然とモチベーションは高まり、
伸び伸びとプレーでき、
何より競技そのものを楽しめていた
はずです。

そして結果的に、
パフォーマンスも大きく変わっていたと思います。

多くの人が持つ思い込み

ここで、多くの人が持っている思い込みがあります。

それは、

「結果を出さなければ幸せになれない」
という考えです。

しかし、本当にそうでしょうか。

本当の順番は逆である

むしろ、

「幸せだからこそ、結果が出る」

この順番だと私は思っています。

心が満たされた状態だからこそ、

・ワクワクしながら取り組める
・楽しめる
・挑戦できる

その結果として、力を発揮できるのです。

おわりに|今日からできること

あなたもぜひ一度、
自分の動機に目を向けてみてください。

そして、その動機を持っている自分の“豊かさ”に気づいてみてください。

もしあなたの動機が「楽しみたい」であれば、
もっと楽しむことを大切にすればいい。

「親に恩返ししたい」であれば、
一言「ありがとう」と伝えてみてもいい。

自分の動機を軸にして競技をすることで、
少しずつ心は満たされていきます。

そして、満たされた人は、
自然と成長し、結果を出していきます。

もしこれまで
「結果を出せば幸せになれる」と考えていたのであれば、

今シーズンはぜひ、

「幸せだから結果が出る」

この視点で競技に向き合ってみてはいかがでしょうか。

あなたが、あなたらしく挑戦できることを心から願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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