こんにちは!
スポーツメンタルコーチの押田海斗です。
私は、
「メンタルが弱い」と言われて悩んでいる選手や、自分自身で「メンタルが弱い」と思い込んでいる選手に、メンタルコーチングを通して、
「自分らしさを力に変え、ワクワクする結果に導くサポート」をしています。

本日のテーマは、
「学習性無力感」についてです。
この内容は、選手はもちろん、
選手を支える指導者・保護者の方にも、ぜひ知っておいてほしい内容です。
この知識があるだけで、
「自分なら出来るんだ!」と、
選手が心の内側から自信を取り戻していく関わり方が出来るようになります。
また、
「やる気が出ない」
「頑張っているはずなのに結果が出ない」
そんな悩みを抱える選手が、
再び“自分はやれば出来る選手なんだ”と感じられるきっかけにもなるはずです。
ぜひ、最後までお読みください。
「学習性無力感」とは何か?
まず、
「学習性無力感」という言葉を聞いたことはありますか?
学習性無力感とは、
困難な状況が続いたときに、
「どうせ自分が何をしても無駄だ」
「自分には状況を変える力がない」
と、無力な認知を学習してしまう状態のことを指します。
この概念を明らかにしたのが、
ポジティブ心理学の父とも呼ばれる
マーティン・セリグマンの有名な「犬の実験」です。
セリグマンの犬の実験
この実験では、2匹の犬が使われました。
1匹目の犬は、
どれだけ努力しても逃げられない環境で、電気ショックを受け続けました。
もう1匹の犬は、
自分の行動によって電気ショックを止められる環境に置かれていました。
その後、
2匹の犬を低い柵に囲まれた環境に移し、再び電気ショックを与えます。
すると、
逃げられない環境を経験し続けた犬は、
本来なら簡単に越えられる柵があるにも関わらず、
その場で委縮し、逃げようとしませんでした。
一方で、
自分の行動で電気を止められていた犬は、
ショックが始まると、柵を飛び越えて逃げることが出来たのです。
無力感は「学習」される
この実験から分かるのは、
人は、
何度も失敗を経験したり、
長期間、自己否定され続けたりすることで
「自分はどうせ出来ない」という無力感を学習してしまう
ということです。
そして一度この無力感を学習すると、
本来持っていたはずの
「自分なら出来る」という感覚が失われ、
力を発揮できなくなってしまうのです。
「やる気がない」のではない可能性
指導者や保護者の方で、
こんな風に感じたことはありませんか?
- 「なんだか、やる気がなさそうだな」
- 「本番になると力を発揮できないな」
もしかするとその選手は、
過去の経験を通して、無力感に囚われている状態なのかもしれません。
そして、その状態の選手に対して、
「なんで出来ないんだ!」
「やる気がないからダメなんだ」
と声を掛けてしまうと、
無力感をさらに強めてしまい、逆効果になってしまうことがあります。
無力感は「後天的なもの」
ここで、とても大切な前提があります。
それは、
無力感は“後天的に身についたもの”だということです。
「後天的に身についた」と聞くだけで、
少し希望が見えませんか?
つまり、
関わり方次第で、無力感から抜け出すことが出来る
ということなのです。
カギとなるのは「自己効力感」
無力感から抜け出すために必要なのが、
選手自身に
「自分はやれば出来るんだ」
という感覚を取り戻してもらうことです。
これを心理学では
「自己効力感」(心の自信)と呼びます。
自己効力感は、次の4つによって高められると言われています。
私たちが出来る関わり方
指導者・保護者・支える側の人が出来ることは、たくさんあります。
例えば、
- 選手と一緒に「小さな目標」を考える
- 結果ではなく、挑戦した過程を褒める
- 選手の小さな成長を見つけ、言葉にして伝える
こうした関わりの積み重ねが、
選手の自己効力感を後天的に育てていくのです。
これは、1日2日で変わるものではありません。
だからこそ、寄り添い続けることが何より大切なのです。
選手であるあなたへ
もし今、
- やる気が起きない
- 自分には無理なんじゃないか
- 試合で力を発揮できない
そんな思いが頭をよぎることがあっても、
それはあなたがダメだからではありません。
軽々しく
「自己効力感を高めれば大丈夫」
とは言いません。
ただ一つ、
あなたには、あなた自身も気づいていない可能性が必ずある
ということだけは、忘れないでいてください。
支える側の方へ
選手を見て、
「やる気がない子だな」
と感じてしまう瞬間もあるかもしれません。
しかし、
先ほどの実験で、
柵を飛び越えなかった犬を見て、
「やる気のない犬だ」とは思わないはずです。
選手も同じです。
その選手には、
本人ですら言葉に出来ていない
過去の経験や背景があるかもしれません。
そこまで見据えた関わり方が出来たとしたら、その選手の人生は、今よりもっと幸せなものになると思いませんか?
最後に
これを読んでくださっている
- やる気が起きずに悩んでいる選手
- 選手との関わり方に悩んでいる方
そんなあなたの力になれる日を心から楽しみにしています。
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一緒に、
目標を叶えるに相応しいメンタルを手に入れていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

